「剩女」?売れ残り25歳女子 中国の結婚事情
こんにちは、スタッフのいえです。
近年中国では「剩女」という新しい単語がよく討論されております。
「剩女」、中国語で俗に「嫁に行き遅れた女」を指しています。社会的地位が高く高収入・高学歴の女性が逆に剰女になりやすいとも思われます。一般的には、27以上の未婚女性が「剩女」と言われますが、25歳に過ぎたら「剩女」と思う人もいます。
今現在の中国では全体的に男性人口は女性人口より三千万多いですが、「剩女」問題が発生しているわけです。それはなぜですか?実は結婚できない中国人女性が多くなっているのは都市部です。農村部では結婚できない中国人男性がたくさんいます。農村部の結婚できない男性たちがベトナムなど東南アジアの女性と結婚するケースも増えています。
結婚が色々難しくなってきて、中国で婚活ブームが起こっています。男女に出会いのきっかけを提供するテレビ番組や、結婚相手を紹介するインターネットサイト、お見合いパーティーなどが人気を高まっているほか、週末の公園などでは、子供たちの写真など情報を持った親たちが参加するお見合い大会なども開かれています。
結婚相手を紹介するインターネットサイト
それに、日本の場合、婚活ビジネスのターゲットは30~40代の社会人であるが、中国では20代から婚活をする人が多いようです。それは売れ残りになりたくないのです。
「笑顔で貧乏人の自転車に乗るより、浮気な金持ちのBMWに泣きながら乗るほうがまし」とある女性が婚活番組で話しました。実際そのような“拝金主義”を持っている女性も少なくないでしょう。
それでなかなか結婚できない或はしたくない女性が増えて来るのではないでしょうか?
中国では、男性が「都会に家を持っている」、「車を持っている」、「安定した職業とかなりの収入がある」という3つの条件をクリアしなければ結婚できないという厳しい現実でした。その中に、家を持っているのは一番求められていますが、近年の住宅価格の高騰が結婚の新たな障害にもなっています。家を買えず、結婚をあきらめることも少なくありません。
中国では女性の側も社会進出が進んだ結果、結婚観が変化。男性により高い収入や学歴など条件を望むことも強まり、日本と同様に晩婚化、非婚化の傾向になっています。「剩女」問題も厳しくなってきます。