中国へ行く際に、気になるトイレ事情
こんにちは、スタッフいえです。
中国へ出張や旅行、留学で行く際に、公衆トイレはあるの?トイレットペーパーは設置されてるの?実際はどんな感じなの? といった疑問を持つ人は少なくないと思います。この記事では、中国トイレ事情を詳しく紹介していきます。
最近のトイレ事情
北京オリンピック以後、外国人観光客が増え、国際的なイベントも開催されるようになりました。その中で、中国のトイレ事情も少しずつ改善されてますが、トイレに関する文化が日本とはだいぶ違うので中国へ行かれる方はやはり心の準備が必要です。
田舎のトイレ…
中国社会の格差が大きいことは知られてますが、トイレも都市部や、地方農村部によって、大きな差があります。
都市部では水洗が普通となっておりますが、地方農村部では水洗出来ないところがまだまだ多数存在しています。
上の写真を見ていただくと分かるように、地方では、隣との仕切りや扉がなく、便器以外何もないニーハオトイレというものが存在します…想像するだけでも恐ろしい空間ですよね。
なぜこんなトイレが存在するかというと、昔から中国においては自宅にトイレを持たないことが多く、トイレは住民の共用で使用されていたのが一般的だったそうです。
そして上記のようなトイレにはトイレットペーパーがありません。
なぜトイレットペーパーがないのでしょうか?
それは、トイレットペーパーを設置すると持ち去られてしまうからです。
あるいは、靴を拭いたり、ほかのことで使ったり、すぐ無くなってしまいますので、トイレットペーパーを設置しないのです。
そのため、トイレを利用する際には、必ず自分が持ってるティッシュを使わなければならないです。
中国トイレ政策
これらのトイレ事情を改善すべく、中国政府は2015年に新たな政策を出しました。
その内容とは、2017年年までに全国計5万7000ケ所で公衆トイレを新設・改築するほか、農村部での水洗トイレの導入を急ぐこと。
習近平国家主席もこれらの政策を明言し、中国のトイレ整備はこれから進んでいくと思われます。
上の画像のような農村部のトイレの状況は悲惨ですが、中国の都市部のトイレはもう既に変わっており、
近年、都市部の公共施設や百貨店、オフィスビルなどのトイレはとてもキレイです。
清掃員が駐在し、洗浄の水がちゃんと流れるし、トイレットペーパーもほぼ設置されています。
高級レストランホテルなどには、乾燥機も設置しています。日本のデパートのトイレ等と大差ありません。
中国のトイレ使用注意点
ここで「中国のトイレ使用注意点」を挙げていきます。
★ トイレットペーパーは念のため常に持ち歩いておく!
最近では、トイレットペーパーが設置されてるところがも増えてますが、設置されてないところが圧倒的多いので、自分も用意しておきましょう。
★ 洋式トイレなら、拭いてから使いましょう!
中国人は「多数の人が使うトイレに肌を触れたくない」という考えがあって、洋式トイレに座らずに用を足して便座が汚れてしまうことも多いです。座る前に、ウエットティッシュなどで拭いたほうが良いでしょう。
★ 並び方は周りを見ながら!
並び方は2つあります。
1つは、日本のように、トイレの入り口の前に一列に並んで順番を待ちます。
2つめは各ドアの前にそれぞれ並んでまちます。周りを見ながら行動しましょう。
★ 念の為トイレ行っておく!
人口大国である中国では、特に観光地や駅のトイレに長蛇の列となってしまうことが非常に多いです。その為、すいているトイレがあれば、したくなくても念のために前もって行っておきましょう。
以上です。
中国のトイレ事情はいかがでしたでしょうか?
特に地方に旅行に行く際にはトイレットペーパーや心の準備をお忘れなく!