アリババが人工知能「ET」を発表し、売上増加
こんにちは。スタッフいえです。
アリババ・グループ(阿里巴巴)のクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」は8月9日、人工知能「ET」を発表しました。
ETは阿里雲の計算能力によって、人と音声交流、画像・動画識別、感情分析といった各種機能を備えております。
ETは発表会の会場でも、その新技能を見せました。
アリババ・グループの馬雲社長の声をまねして、画像を識別し音声で説明し、交通状況を予測し、さらにはNBAの動画の「解説」まで行いました。
ETはビッグデータAI技術を採用。現在はまだバージョン1.0でしたが、人間みたいに、聞く・話す・見るといった感知力を持っています。
また色々な分野で役に立てると思われます。
例えば、交通、工業生産、健康などのアドバイスを行うこともできるそうです。
ETは将来アップグレードを続けて、各種業界で役に立つことも可能になります。
阿里雲の周靖人チーフサイエンティストは“ETは人間と一緒に学んだり会話するだけではなく、全局面を洞察しリアルタイムで決定を下すという強みを持つ。当社は単に人間を模倣する人工知能を作るだけではなく、ある面で人間を上回り、人間の能力との相互補完を実現することで、ビジネス・社会で力を発揮させようとしている”と説明しました。
この人工知能「ET」の発表の影響もあるかもしれませんが、中国経済は減速しているにもかかわらず、
アリババ(阿里巴巴)集団が8月11日に発表した2017年度第1四半期の業績報告によって、
同期のグループ売上は前年同期と比べて、59%増加して321億5400万元(1元は約15.4円)に達しました。増加幅は上場以来の最大でした。
そのほか、ある海外調査機関が先ほど発表した統計データによりますと、世界10大EC企業のうち、アリババ・グループ(阿里巴巴)が26.6%の市場シェアで、圧倒的な差をつけ世界一のEC企業になりました。
その他、上位10社には中国の4社が含まれているそうです。
アリババが圧倒的な首位となっているほか、
米国のアマゾンは13%で2位
eBayは4.5%で3位
中国の京東商城が3.8%で4位
日本の楽天が1.5%で5位でした。
これからもアリババ・グループ(阿里巴巴)から目が離せませんね。